2010年6月21日月曜日
Blue
渋谷axxcis〜大阪sunsuiのライブが終わり、いきなり私自らtopアイドル並のぶりっ子をしてみせた写真を冒頭に置く、久々のBlog更新です。
何を食ったか、細菌ベーシストのノブちゃんが食中毒で高熱とピーゲリのストロボ状態で、とても可哀想な様子。優しいPPPは特に優しい言葉をかける事もなく、強行で大阪に向かいました。
メッセージはまず体現してから…。が信条のPPPですから、この湿った季節、充分に注意してくれっていうメッセージを見事ノブちゃんがまず体現してくれました。皆さん気をつけましょう。
私個人的にも暑さに滅法弱い肉体を持っているにも関わらず、クーラー類いのものにも滅法弱い肉体を持っているようで、日本にいてはいけないのではないか、と毎年想いにふけります。
さて、渋谷ライブの日ですが、本番までとても長かったので本屋さんに行くと、あらあら、P-VIne Booksからジョニ・ミッチェルの本が出てらっしゃる。その名も『Will You Take Me As I Am: Joni Mitchell's Blue Period』
ありのままの私を愛して…ですよ?
過去に一度だけ言われた事が在る様な気がしますが、2秒で嫌だって言った気がします。
ありのままの私を愛して。なんて言葉、世の女性は使った事などありますか?そしてその言葉を使った時、あなたはどれだけ曝けだした後でそう言っただろう。
女王ミッチェルは、そういう意味では裸の女王。
肉体的な裸を見せるよりも躊躇う心の裸というものを出せる人はそうはいない。それをアイル オヴ ワイト フェスティバルでいうなら50万人にさらす。だから彼女の言葉や音楽は心を動かす、というより、締め付ける。
ミッチェルは聴く毎に何か強い気持ちが持てたり、弱い気持ちになったりするのですが、素晴らしい詩もそうですが音楽、メロディが何ともいえない、か細さと力強さの矛盾が成立する音楽で、なんたって透き通る様な声、どうやって思いつくのか不明な構成やメロディラインも手伝って、私は彼女がとても大好きです。
素晴らしいな、と思ったのが、ミッチェルはただ単に自らが経験した事や私生活をさらけだすだけのアーティストだと自分は思われたくはないと、音楽を使って回顧録を書いている訳ではないと、音楽で表現される感情は、ただ思いつくままに書き留められたものではなく、高い芸術性を目指し練り上げられたものだと。
確固たる意識、姿勢。戦うアーティスト、ますます好きになります。
ってかこの『ありのままの私を愛して』の素晴らしい所は、著者であるミッシェルマーサーとかいう人自身、超ジョニミッチェルファンなんだろうと思える事。実はそこん所超大事。
大ファンで、そっから本出そうと思ってもっと彼女に迫る人と、別にファンでもなく、ただ仕事として色々調べて作る本って全然違うでしょう。私的要素満載だなって思う所も少しあるけど。
インタビューとかもそう、あ、このインタビュアー、このアーティスト別にすきじゃねぇな、尊敬してねぇな、とかって、質問なり文章なりに出とるよね。
っていうかこんだけ語っとるけど、まだ3分の1位しか読んでないんじゃけどね!色々忙しかったからねっ!ねっ!
このP-VIne Booksはとてもアーティストに近く、深くコミットした本を展開してくれるのでとても面白い。シューゲイザーガイドブックやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインLovelessも面白かったし、次はONE HUNDRED YEAHS OF MENSWEARを見てみようかと思うが、もうお金が財布にナッスィング。
旅に行く時も是非ここでガイドブックを買って向かいたいな。まぁ旅ゆくお金もナッスィング。
ちなみにドラムの二橋はP-VIneだとキース・リチャーズの不良哲学を読んだらしいです。
でもなぜか最近変えた髪型のイメージはあくまでミックジャガーだそうです。
まぁあくまでイメージですので、ミックファンの方、ならびに関係者の皆様、彼に誹謗中傷はお控え下さい。
みなさん、「Blue」と言われて何を思い浮かべますか?その質問にジョニ・ミッチェルって答える人とは、とりあえず付き合っとけ!
とおる。
☆アクシスライブ写真。
☆パキスタンファッションだったのだが、通じずヒカルゲンジと云われた松本。
☆赤毛に変更したしおんちゃん
☆ミックジャガーやぁグランジやぁ言う前にピーターアーツな二橋
★のぶ写真は食中毒で項垂れていた為ナッスィング。
photo by yoko & kiki
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