カミング神戸フェス、大阪ライブから帰ってきました。
カミング神戸はとてもナイスなフェスじゃった。
さて、今回はボウイ的タイトルですが、私も時間に足跡を残せないその一人。
というのも昨日、いまさら、みんなビビんなよ、超いまさら、クロックスのサンダルを買いました。我ながら自分が手におえません。なぜ買ったかは、衝動と言わざるをえません。散歩用。
いまさら、といえばもう一つ。
いまさらながら初めて夏目漱石の坊ちゃんを読む。
因みによく病気になる所とか、私の父親に顔が似てる所とか諸々で、勝手に身近に存在を感じる作家であります。
坊ちゃん、その主人公みたいに愚直で不器用な悪太郎はとても人間的にとても魅力的ですね。彼の様な人間がとる行動や言動にはユーモアがある。本人の意識とは別に。
えてして面白いのがその悪太郎を取り巻く人間模様。第三者的に主人公を見ていると、とても魅力的な人間に思える反面、恐らくこういう人間が近くに、身内にいるとひどく面倒だしイライラすると思うな、わしは。そう思う人は多分いっぱいおって、だから悪太郎は一種の魔女狩り的なハメに見舞われるんだな。
人間関係というものに、その距離とはいかに大切か分かりやすい一冊でした。満員電車で嫌な気持ちになる感じあるじゃろ?あれは臨界距離ってののラインを超えて人が近くにおるけぇ嫌な気持ちになるらしい。真鍋先生曰く。
魅力的な人も近くにいるせいで煙たかったり、逆に嫌いそうな人も近づけば魅力的になったりするかもしれません。
OL雑誌のコラムみたいな事言うな、俺。
まぁなにより坊ちゃんはとても笑える一冊でした。普段、ノブの天然ボケ以外、愛想笑いしかしないわしも大いに笑える。
youtubeとかでお笑いとかの映像を見ても全然笑えないのですが、人間模様のアレコレで笑えるのはわしは人間的に煙草で汚れた肺以外にどこか黒いのかもしれません。でも笑いの種類がそもそも違うでしょう。
坊ちゃんのシュールな笑い所をもっと下品に下衆に漫画として表現するのは、この日本では中崎タツヤか常磐雅幸しかいないな。
因みに自慢ですが、私は勝手に常磐先生にメールをしたら直々にメッセージが返ってきた経験があります。
結局人生においては、どういう人と出会うか、その出会いで価値観を考えたり、見つめなおしてたりする事で、自分が成長できる。そういう事ならば、本、小説の素晴らしいところってば、その登場人物に実際に会えた様な気持ちになったり、第三者として他人の人生を覗き見できたりする貴重な経験が出来る事だとわしは思う。
さらに思えば、書き手の思想を飲み込んでそれを自分の人生に取り入れない限り決して、読んだ、とはならないのではないか、という事。
厭世主義な本を特にそんな考えてないだろ?って奴に勧められる時の違和感、みたいな。
とても孤独な本を幸せいっぱいのカップルに勧められる時の違和感、みたいな。
でもまぁそんな事もないのか。偏りすぎな意見か。
今回のカミング神戸、大阪、の写真とかないです。
粉もんばっか食ってました。
因みに、うちのノブちゃんはコーミン神戸!コーミン神戸!と間違った名前でずっと覚えてて、手におえないな、と思いました。なんて言うか、これは全く手におえないなと思いました。
あぁ最近なんだか、カルシウムが足りないのか、モヒカントラヴィス状態です。M-83着てライフル乱射した気分です。
ライフルもM-83も持ってないから無理です。
心に一丁、ライフルを…
松本とおるでした