2010年12月25日土曜日

ウイルスが目に見えたら大変。

幽遊白書ではウイルスが虫の形をしてそれに気がつかない人間共を刺しまくっていたけど、冷静に考えたら別にマンガじゃなくてもそうか、などなど意味不明な事を考えるしかなかった連夜のノロウイルスちゃん。
まさに呪われたかの様な苦しみのノロウイルスは少し影を潜め、なかなかの右肩上がりになってきました。
なかなかのX'マスとイヴを過ごさせてもらい、神に祈ったのは『早くラーメン食わせろ』でした。

PLASTICZOOMSが最近リリースラッシュですね。
そのファッション性や黒魔術的恐怖さなどが手伝うのか何だか斜めな目線で見られがちなバンドですが、こうしてやっている事はTHE DIYなわけで、世のバンドに同じ事をやってみろと言ってもなかなか出来るものじゃないわけで、まぁ車を貸せば確実にボロくして返してくるけど、今後も楽しみなバンドです。
車はもう寿命で廃車になるから、今後俺たち車どうしようか、プラスティックな野郎ども。




2010年12月7日火曜日

「建設」と「活き」



最近世界的に著名な特殊メーキャップアーティスト、レイコクルックさんの本を見とったんじゃが、彼女が仕事上出会った様々な面白い人物、事件などの内容も、いちメイクさんの文章では収まらないその文章力も、とても楽しめたのだが、その中で彼女の老化と若返りに対する話がとても興味深かった。


老化メイクを女優などに施す時、多くの女優は近い未来迫り来る皺や皮膚の弛みなどに絶望するが、変身願望のある男性や、老化がまだ現実的でない若い女性などは逆にウキウキするそう。

その反対、若返りメイクの時、どれだけメイクで若さを出せても若さのオーラまではメイクではどうする事も出来ないと。

精神が表面的なものにどれだけ関わってくるか、モチベーション、テンション、情熱、野心、そんなものがいかに大事でいかにその人を左右するものかがよくわかるストーリーでした。

レイコ曰く、若さのアイデンティティーは「建設」と「活き」だとな。クゥーっ!!


年齢をイジル時、肌や髪に手を入れるメーキャップ。
手前味噌な事を言わせてもらうと私は割と年齢が高め、所謂大人っぽい女性に惹かれるが、しかしその肌や髪が瑞々しく若々しいものならば、私の股関はより一層カカシの様に項垂れる事なく、未来永劫立ちすくむ事になります。下ネタじゃん、って話だけど。


海千山千のショービジネスにおいて、彼女の様な強い女性を今まで知らなかった事を恥ずかしく思ったと同時に、こんな人もいるんだと知れて嬉しく思いました。


今日はお寿司を奢ってもらいました。松本家の家族、親類の皆様、私だけ贅沢してごめんなさい。


とおる。


★ドラゴンのキングコングハンドジャケットを身に纏う私。

2010年12月4日土曜日

【X is to Y as Y is to Z】メイキング少し紹介

【X is to Y as Y is to Z】のMVが公開となりました。

曲が未完成の内から打ち合わせ段階で、あぁだこぉだ言い争いながら始まった今回のTOILETとのプロジェクトは、私にとってもPPPにとっても有意義で刺激の多い時間となりました。

過ぎてしまえば早いものですが、皆が出すキーワードの拾集とそれらの具現化には骨が折れました。骨折しまくり。しかも曲制作でなんならその分子達も増え、ディレクションした大島さんにはなかなかの散らかりっぷりで渡した様に思います。
私の掲げたノスタルジックとそのアンビバレンスな関係性を精神柱として映像化させ、確かなるクリエイティブで鮮やかな世界を創りあげてくれ、感情が揺れ揺れでした。

VIDEOでは舞踏家NOBUをしてエグいと言わしめるダンサー、マイキー(牧宗孝)がエモーショナルに男性的に、時に中性的に踊り狂い、モデルのカトリーナちゃんは見事に一般的という名の体系で生まれてきた我々にナチュラルボーンの容姿の差をみせつけ、あぁ私は雑種犬でした、血統書も持ってないのにすいませんでしたと、絶望を頂きました。
彼女の撮影が終わり、二階でボ〜っとPV制作を眺めていた私らに「Nice so~ng!」と言った時の可愛さといったら、メンバーみんな、「HaHaHa」って言うしかない感じで金縛り。

このダンサー&モデルに纏わすスタイリングが我々をビビらせました。
スタイリストのドラゴンはなんかデカい衣装やなぁ〜っと思っていたら、キングコングの手や全身病的なまでにキラキラした衣装、マイキーにはアダルトな深い時間に深い場所でしかみられない様な全身ラバー、全身サイケなスタイリング。
ヘアのAri君は天才なのかモデルとダンサーにドンハマりなスタイリングをかまし、初めてヘアの世界であぁこれがプロか、という人に出会った瞬間でした。照明さんやらカメラさんやら入れて現場はPPP史上一番多い人数と、ピリピリ感でいっぱいでした。

そのピリピリ感を確信犯的に破壊し楽しんでいるカメラマンけんたは今回でとても仲良くなりました。彼の文科系丸出しなインスピレーションソースや打ち合わせでの話の内容などは、時間の共有者としてはとても面白く、なによりあんなに写真をとらないカメラマンは初めてでした。アー写なんてこっちが不安になる位一瞬で終わりました。でも出来は皆さんご覧の通り、今までのPPPではないが、確かにPPPなお写真。

浅井信好は素晴らしい人らを集め、小林朋寛はその人物が持つ情熱をこぼれない様務めて頂いきました。
チームTOILET、万歳。





過去と不仲になりたくない私は、幾度となる衝突や、また何度だってやってくる苦難に対峙していくでしょう。しかし、今回の様な仕事や人との出会い、そんな時間を共有できるなら、それらの苦難も、んなもん知らん、乗り越えたる。そんな気持ち。
そう思い、バンバンレコーディングしてバンバン皆さんのもとに音楽を届けられればと思っている次第です。

クリスマスが迫ってまいりました。サンタが殺しにやってきますね。逃げずに返り討ちにしましょう。

とおる。