2010年1月22日金曜日

ネオスポーツ刈り

午前中は、冬真っ盛りのくせに春先の様な気候、少々ホカホカな香りを混ぜてきやがって、いい気分になっちまったじゃねぇか。

いい気分のまま、ヴィターリ・カネフスキーの3部作中2作目「一人で生きる」を観てきたよ。
ってか3部立て続けにやってくれよ、ユーロスペースさん。まぁいちいち観にいくのもそれはそれで一興か。メタファ的に、楽しみを後にとっとくショートケーキの苺の様子。


恐ろしくいい映画だ、といちいち思う。少々大袈裟に言えば、いい映画を観たという事実だけで、ミネラルウォーターが3倍美味しく感じる事さえ可能な位。

そしてこの映画に触れれば、ストレートに気持ちというものを伝えればいいってもんじゃない事がよくわかる。
素直になれない、偽れない関係こそ儚さがあり若さがある、何よりリアルがある。最近の映画や音楽はそれがない、シュールさがない。と偉そうにも思う。そしてそれがあってこその人間関係の、人生の、醍醐味かもしれない。とまた偉そうに思う。


みんなバレンタインを前にその事を思い出せ。そして砕けろ。美しく散れ。
自分がまだ少年少女だという自負があるならもっと傷ついてみせろ。


と、いい映画といい気候も手伝ってか、松本めっちゃ髪を切りたくなったので、切っってみた。
一々命名するならば、ネオスポーツ刈り。
差別化を図る為の名前なのがバレバレだが、偽らずいえば小学生の頃に私がしてた髪型にまた戻りました。
夜は気候も厳しいので風邪の一つでもひいてしまいそうだよ。


気持ちも頭もさっぱりしました。


とおる